【闘病】自覚症状無しの2年間を経て突然”自己免疫性肝炎”と診断。「もしもあのまま放置してしまったら…」
編集部まとめ
坂本さんが罹患した自己免疫性肝炎は、自己免疫性の疾患の一種で原因は不明とされています。しかし、健康診断や人間ドックなどのスクリーニングで比較的発見しやすく、血液検査で肝臓の異常を指摘されるケースが多くあります。 ただし、初期症状がほとんどないため、ある日突然食欲不振や黄疸といった急性肝炎の症状が現れます。血液検査の肝臓の数値だけでは診断しづらく、肝生検・エコー検査・CT・MRI検査まで行って診断が確定できます。 健康診断で頻繁に肝臓の数値異常を指摘される方は、早めの受診で早期発見に努めましょう。
【体験者プロフィール】 坂本 千里 さん 50代女性。夫・子ども2人・義母と暮らしており、病気が判明した当時は個人でアクセサリー製作を行う。2018年に献血検査で肝臓の数値異常が見つかるが、近所のかかりつけ医からは異常なしと診断。その後も数値異常を指摘されることはあるが、無症状で経過。2020年3月頃から疲れやすさを感じ、徐々に食欲不振・浮腫・大幅な体重増加が起こる。同年8月に総合病院で精密検査を行った結果、「自己免疫性肝炎」と診断。
【この記事の監修医師】 梅村 将成 先生(医師) ※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。
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