簡単DIYで団地暮らしが一変!上質で心地よい〈和モダン空間〉でほっこり癒される
【アイデア 2】和紙で実現する美しさと機能性!ふすまと壁紙を和モダンにするDIY
ふすまや壁紙をおしゃれにするなら、和紙に貼り替えるのがおすすめです。 自然素材の和紙は、冬は天然の断熱材となって部屋を暖かく包み込み、夏は湿気を吸収する優れた調湿能力を発揮します。 さらに乾燥すると見事にピンと張り、美しさを保つため維持管理も簡単です。 そもそも、部屋の仕切りにふすまが多く採用されていた理由は湿気対策であり、和紙はさらに効果が高いものです。
【アイデア 3】市松模様が織りなす和モダン!琉球畳で高級旅館に変身
畳の保管場所さえ確保できるなら、琉球畳に交換することは和室の印象を大きく変えられるおすすめのDIYです。 綺麗にそろった市松模様の畳は安らぎとおしゃれさを兼ね揃えており、昭和の良き雰囲気を残しつつ、モダンな空間を作れます。 また保管が難しい場合は、畳の上にシートを敷いて、さらにその上に琉球畳を敷く方法もあります。 湿気対策や固定など工夫が必要となりますが、手軽に実施できるのでおすすめです。
現在の日本の住宅事情(令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計結果)
2024年4月30日、総務省より「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」が発表されました。 同調査によれば、日本の総住宅数は2018年から4.2%(261万戸)増となる6502万戸(2023年10月1日現在)でした。 総住宅数は1978年より右肩上がりに伸びており、増加率についても2018年の2.9ポイントから4.2ポイントへ上昇しています。 空き家率も13.8%と過去最高で、900万戸の空き家が存在しているのが日本の住宅の現状です。
和室の伝統美を守りながら、モダンな魅力を引き出す空間づくりを実現しよう
和室には日本人の心を落ち着かせる古き良き雰囲気があるため、そのメリットは生かしたいところです。 今回ご紹介したDIYアイデアを活用すれば、和室の落ち着きと現代的な快適さを両立させるとともに、高級旅館のような和モダン空間を団地でも実現できます。 伝統的な和室の魅力を生かしつつ、洗練された部屋づくりで日常に癒しをプラスしましょう。
参考資料
・総務省「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」
LIMO編集部