老舗印刷会社のマツモトとNTT Digtal、ブロックチェーンを活用した卒業アルバムを提供へ
マツモトとNTT Digtalは、NTT Digitalが提供予定のサービス「scramberry WALLET for Business(仮称)」を使用した児童・生徒向け「新ホームルーム、卒業アルバム with scramberry(仮称)」を、小中学校および高等学校に提供していくことで合意した。 両社はこのサービスの実証実験などを通じ、現在アナログで作成されることが主流である卒業アルバムのデジタル化を推進し、ブロックチェーンなどの最先端技術の教育分野におけるユースケースの創出に連携して取り組むとしている。 このサービスではブロックチェーン技術を活用し、児童・生徒一人ひとりに「世界に一つだけの卒アル」を発行、進学・就職後もスマートフォンやタブレットを介して常にそばにある卒業アルバムとして、大事な友達や恩師との絆を紡ぐ「人間関係のハブ」となることを目指すという。また、写真データだけでなく、卒業証書や部活動の成果、ボランティア体験など、児童・生徒の活動履歴もNFT(非代替性トークン)化して蓄積することができる。 マツモトは東証スタンダード上場企業で、卒業アルバムや文集、パンフレットなどの印刷を手がけている。2022年11月にはWeb3事業への参入を発表し、今年3月にはアバランチ(Avalanche)との協業を発表していた。 NTT Digitalは、暗号資産やNFTを扱うことができるデジタルウォレット「scramberry WALLET(スクランベリー・ウォレット)」を3月12日から提供している。 |文・編集:井上俊彦|画像:Shutterstock
CoinDesk Japan 編集部