3日連続で今日も鍋です…「節約にもなるし栄養も摂れる」と妻は言うのですが、実際はどうなのでしょうか?
寒い季節になると、鍋を食べる機会が増える人もいるでしょう。鍋は、野菜や肉類・魚介類が一度に摂れるため、栄養満点な料理というイメージがあるかもしれません。 しかし、何日も連続で鍋を食べている場合「本当に栄養面で問題はないのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。 本記事では、鍋から摂取できる栄養素とともに、1食分のコストや、平均との比較についてご紹介します。 ▼1人暮らしで冬は毎日「鍋」ばかり!「白菜」と「豚肉」メインだけど、栄養的に大丈夫?
「鍋は健康によい」は本当?
ライフログテクノロジー株式会社では、2022年10月1日~2023年3月31日にかけて、健康管理アプリの記録データを使用して、全ユーザーの夕食と、夕食に鍋料理を食べたユーザーの栄養バランスを比較調査しました。 その結果、鍋料理を夕食にすると、普段の夕食よりもたんぱく質を1割以上、食物繊維を2割多く摂取できることが分かりました。 野菜や肉だけでなく、魚介類や豆腐も入っている鍋であれば、たんぱく質や食物繊維のほかにビタミンやミネラルも摂取できます。また、鍋の締めに雑炊やうどんを食べることで、炭水化物も摂れます。さらに鍋つゆを飲むことで、食材から溶け出した栄養素も摂取できるでしょう。そのため、鍋は1食で多くの栄養素を摂取できるメニューだといえます。 ただし、鍋には鉄分やビタミンDなどの栄養素が不足しがちなため、小松菜やきくらげなどの食材をプラスするとよいかもしれません。使用する食材や鍋つゆによって、摂取できる栄養素は異なりますが、栄養満点な鍋を作るためには意識して選びましょう。
鍋1食分にかかるコストは?
次に、鍋1食にいくらかかるのか、費用を確認してみましょう。今回は、農林水産省のホームページで紹介されている「豚肉と水菜のとろろ鍋」を、2人分作る場合のコストを計算します。食材を全てネットスーパーで購入した場合のおおよその材料費は、以下の通りです。 ・豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用)200グラム:100グラムあたり約376円(200グラム分で約750円) ・水菜100グラム:1パック200グラムで約210円(100グラムあたり約105円) ・長ネギ1本:約140円 ・しめじ大1パック(約200グラム):1パック100グラムで約140円(200グラム分で約280円) ・長芋200グラム:400グラム約430円(200グラムあたり約215円) ・昆布だし600cc:8グラムスティック×7本入り約230円(600ccの水には4グラム必要なので約16円) ・ポン酢しょうゆ適量 ・ゆずこしょう(または七味唐辛子)適量 ポン酢しょうゆとゆずこしょうは適量ずつのため、家にあるものを使用するとします。この場合、食材の合計金額は約1506円となります。 上記はあくまで例であり、使用する食材や作る鍋の種類によっても、かかる費用は大きく変わるでしょう。