新車で買った「アルファード」をシャコタンにしたいと言い出す夫。お金はどれくらいかかりますか? また、法律に触れないか心配です…。
家族に「新車をシャコタンにしたい」と言われれば、驚きとともに不安を感じてしまう方は多いでしょう。かっこいい車に乗りたいという気持ちを尊重しつつ、改造費用や法律については、きちんと理解しておくことが重要です。 この記事では、シャコタン改造の費用と法律的な問題について詳しく解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
新車で買ったアルファードをシャコタンにする際の費用
アルファードをシャコタンにするための費用は、ダウンサスと車高調によって異なります。 ダウンサスとは、純正のコイルスプリングを全長の短いコイルスプリングに交換することで車高を下げる方法です。ダウンサスの費用は比較的安く、一般的には1000円から3万5000円程度です。 一方、車高調は車高を自由に調整できるシステムで、より高度なチューニングが可能です。しかし、その分費用は高くなり、一般的には10万円から15万円程度かかります。
シャコタン改造のメリット・デメリット
シャコタン改造には、以下のようなメリットとデメリットがあります。 ■メリット メリットは3つあります。 ・見た目がかっこよくなる 車高が下がることで、車体全体のスタイルが引き締まり、スポーツカーのようになります。 ・運動性能が向上する 車体の重心が下がることで、動きが俊敏になり、走行性能が全般的に向上するといわれています。 ・安定感が増す 車高が下がることで、特に高速走行時の振動や騒音が少なくなり、リヤシートの乗員が車酔いになるのを軽減できる可能性があります。 ■デメリット デメリットは以下の通りです。 ・乗り心地が悪くなる タイヤの上下の可動域が狭くなれば、段差やくぼみなどで受ける衝撃を吸収しきれなくなるので、乗り心地は確実に低下します。 ・車体へのダメージが大きくなる 最低地上高が低くなることで、道路に車体下部をこすってしまうケースが増え、部品に穴があいてしまったり、脱落してしまったりといったトラブルに見舞われるリスクが高くなります。 ・法律に触れる可能性がある 極端なシャコタン改造は法律に触れる可能性があります。道路運送車両の保安基準では、最低地上高を90mm以上確保する必要があるとしています。つまり、保安基準を満たしていなければ不正改造として処罰される可能性があるということです。