傾斜からや林に入ったときはどの番手を選ぶ? ミスした後の守りと攻めを徹底解説【後編】
ティーショットで思い切りチョロしたりアプローチで、まさかのシャンク……。週刊ゴルフダイジェスト12月3日号では「ミスした後の守りと攻め」のマネジメント法を紹介している。突発的なミスは数あれど、大切なことは「その次の対処法です」と村上プロ。「みんなのゴルフダイジェスト」では前半と後半に分けてご紹介する。【全2回中2回目】
4つの立ち方で「傾斜を消す」
斜面からのショットはスウィングを変えず、4つのセットアップだけで対応する。 「上体を前後左右に傾けることで斜面に対応します。傾斜に合わせて上体を傾けることで、言ってみれば“傾斜を無効化”します」
Case3 斜面に行っちゃった!
写真左①「左足上がりは背骨を右に傾ける」 写真右と反対に、傾斜に合わせ背骨を右に傾ける。左足を若干引き、両ひざを結んだ線が目標を向くようにする 写真右②「左足下がりは背骨を左に傾ける」 左足下がりの傾斜に合わせ、背骨を左に傾ける。左足を少し前に出し、両ひざを結んだ線は目標を向くように
左写真③「つま先上がりは 前傾を“傾斜なりに”立てる」 つま先上がりの傾斜に合わせ前傾を起こす。こちらは顕著に球がつかまりやすくなることから、右を向くか若干オープンスタンスを推奨 右写真④「つま先下がりはちょっとだけかがむ」 前傾を若干深める。球がつかまりにくくなるため左を向くのが定説だが、村上は体が止まり腕が走ることから球はつかまるので、目標を向いて良いと言う
林へ行ったらUT・7I・9Iを手にダッシュ!
「まず少しでもグリーンへ近づけるルートを探し、ダメなら横を探す。見落としてはいけないのが上の枝や地面に出た根などで、これらに合わせ番手を替えるのがポイントです」
Case4 上に枝があったらUTの出番
球を上げたくないときだけでなく、特に上げる必要がないときはUT。小さい振り幅なのでミスも少なく、上手く打てる確率も高い。 「ただし、地面に出た根だけは気を付けてください」
球を上げる必要がないときはUT
「意外とベアグラウンドはダフったり、くぐることがないため、一番簡単だったりします。ただしボールは上がりにくいので、ロフトの寝た9番を選ぶと良いです」