関電高浜原発1号機、50年以降運転の認可申請 新制度に基づき規制委に
関西電力は24日、高浜原発1号機（福井県高浜町）の50年以降の運転に関する長期施設管理計画を策定し、原子力規制委員会に認可申請を行ったと発表した。原子炉等規制法（炉規法）の改正によって制度が変更となったことを受けた対応。高浜1号機は従来の高経年化技術評価制度で、16日に規制委から50年超の運転が認可されている。 炉規法の改正によって、運転開始から50年を超える原発は同法の施行日である令和7年6月6日以降の運転には長期施設管理計画の策定と規制委による認可が必要となる。従来と比べて規制が強化されており、50年が経過して製造中止となっている部品などの代替品選定や安全性の検証が必要となっている。 関電は「国内外の最新知見を積極的に取り込み、原発の安全性、信頼性の向上に努める」としている。（桑島浩任）
