海自、全艦艇でエンジン再確認 行方不明者の捜索に水中ロボも
海上自衛隊の掃海艇「うくしま」で火災が起き、沈没した事故に関し、海自トップの斎藤聡海上幕僚長は12日の記者会見で、エンジンルームが火元とみられることから、全艦艇でエンジンや周辺の配管などの状況を再確認していると明らかにした。行方不明者の捜索に水中ロボットやヘリコプターを投入する考えも示した。 斎藤氏は、海上保安庁の潜水士が12日午前までに計6回船内を捜したが、古賀辰徳3等海曹(33)の発見には至らなかったと説明。開口部などから船外に出た可能性もあるとし「捜索に全力で取り組む」と述べた。米海軍から協力の提案があり、調整しているという。