オープンソースPaaSのamazee.ioが日本進出、アプリデリバリー&ホスティングを提供
オープンソースによるDX(デジタル変革)支援のANNAI(アンナイ)は、大企業向けアプリケーションとホスティングサービスを提供するスイスamazee.io(アメージー・アイ・オー)と日本国内独占販売権を含めた業務提携契約を締結し、オープンソースのプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)「amazee.io」の提供を始めると6月18日に発表した。企業のデジタルマーケティングやDX、新規事業の中核的な技術基盤を提供する。
amazee.ioはクラウドサービスの米国Mirantis(ミランティス)の子会社。開発者がコードをプッシュするだけでオンプレミス(自社所有)環境を含めてデプロイ(動作)可能で、ITインフラ構築と運用にかかる時間をゼロにするZeroOpsを実現する。安全性を評価する国際セキュリティ認証「SOC2 Type2」や「ISO27001」、欧州GDPR(一般データ保護規則)や米国CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)など個人情報保護法に準拠する。 アプリを統合的に管理できる柔軟性とセキュリティ、パフォーマンス、拡張性に優れ、大手から中堅・中小企業や政府・行政機関は、デジタルマーケティングやDX、新規事業でITインフラやサポートの課題を一元的に解決でき、売上向上とコストの最適化、リスク低減を実現できる。amazee.ioは日本進出に合わせて同社製品「Cloud Professional」のAWS東京リージョン(提供拠点)開設を6月末に予定する。 ANNAIはオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)「Drupal(ドルーパル)」に特化したWebシステムを長年開発してきた。国内ではANNAIがamazee.ioのマーケティングや営業を担当し、ローカライズや日本語サポート体制を提供する。Drupalや「WordPress」などのオープンソースCMSやモバイルアプリで、バックエンドを含むデジタルエクスペリエンス領域の統合基盤として、パートナー企業の開発支援とセットで提供していく。