前年覇者ディミトロフが2回戦を突破「本当に特別な週」 [ブリスベン国際/テニス]
前年覇者ディミトロフが2回戦を突破「本当に特別な週」 [ブリスベン国際/テニス]
2025年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「ブリスベン国際」(ATP250/オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベン/12月30日~1月5日/賞金総額76万6290ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)を6-2 7-6(5)で振りきりベスト8進出を決めた。 ~ブリスベン国際で8強入りを決めたディフェンディング・チャンピオンのディミトロフ選手~ 試合を通して一度もブレークポイントに直面しなかったディミトロフは相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取し、もつれ込んだ第2セットのタイブレークを制して1時間23分で試合を締めくくった。 昨年の大会で2017年11月のATPファイナルズ以来でキャリア9度目の優勝を飾ったディミトロフは、「本当にアットホームな雰囲気で、大会という感じがしないほどだよ。だから興奮が違うんだと思うし、僕の態度も変わってくる。本当に特別な週だ」と試合後にコメントした。 「ゆっくりだが確実に自分のプレーを取り戻し始めているけど、まだまだ磨くべき部分がたくさんあると感じている。だから試合ごとに積み上げていって、どんどんいいプレーができるようになるよう願っている」 ディミトロフは次のラウンドで、アレックス・ミケルセン(アメリカ) を7-5 6-3で破って勝ち上がった第8シードのジョーダン・トンプソン(オーストラリア)と対戦する。 そのほかの試合ではイリ・ラフェチュカ(チェコ)が予選勝者の西岡良仁(ミキハウス)に6-2 6-7(5) 6-4で競り勝ち、ニコラス・ジャリー(チリ)は予選勝者のバンジャマン・ボンジ(フランス)を6-2 6-3で退け、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。
テニスマガジン編集部