疲れや老けの原因に?睡眠の質を落とすやりがちな習慣3選
健康と美容のために質のよい睡眠は欠かせないものです。ですが、秋が深まるとやりがちな習慣が睡眠の質を落としている…なんてこともあるんですよ。 【画像】疲れや老けの原因に?睡眠の質を落とすやりがちな習慣3選 今回は、ぜひ回避したい睡眠の質を悪くしてしまう習慣について、看護師・薬膳師としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。
寝る前にしょうがで体を温める?
寒くなってくると、体を温める力のあるしょうがを摂って温活に励むという方もいると思います。それ自体は悪いことではないのですが、気を付けたいのは摂る時間帯です。 深い眠りに入るにあたり、体はお休みモードに入っていく必要があります。実は、しょうがを食べると体は「温めるぞ」というやる気スイッチが入ってしまって眠りに入るのを邪魔してしまうんです。 生姜入りの飲み物を就寝前に飲むのが快眠のコツ、と紹介している記事を見ることもありますが、上記の理由から筆者としては就寝直前は避け、夕食までに生姜成分を摂取することをおすすめします。
寝室の掃除をさぼる?
寒くなると手を抜きたくなるのが掃除。特に寝るときにしか使わない寝室は適当に掃除しておけばいいか…と思いがちではないですか? 実は、人間の体は「自分の健康を守る」機能が備わっていて、ほこりっぽい空間では「汚れた空気を取り入れるのを防ぐ」という防御反応で呼吸が浅くなってしまいます。 ゆったりとした深い呼吸の時は睡眠の質は保たれるのですが、呼吸が浅いと睡眠の質が低下します。美容と健康のために寝室の掃除は必須です。
モコモコ靴下をはいて寝る?
冷たい足を温めるために、靴下をはいて寝るという話を聞くことがありますが、実はおすすめできません。 深い眠りに入るには体の「深部体温」を下げる必要があるのですが、その際に手のひらや足の裏から熱を体外に放出します。 足の裏が覆われていると熱がこもってしまい、深部体温が下がりにくくなってしまいます。そのため寝つきが悪くなるのです。 締め付け感の少ないレッグウォーマーを活用するなどして足の裏は覆わずに眠りましょう。 健康のためにとっていた対策が、眠りを妨げていてはもったいないですよね。活用のコツや体の仕組みを知ることで、睡眠の質も確保しながら効果的に健康づくりをしましょう。 徐々に寒さが増す季節も、質の良い睡眠で元気に若々しく過ごせますように。 ■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中。 編集/サンキュ!編集部
サンキュ!編集部