あわや大惨事…英国チェルムスフォード競馬場でゲートが最後の直線に取り残される
あわや大惨事だった-。9日、英国のチェルムスフォード競馬場で、ゲートがスタート地点に取り残されたままになる事象が発生した。チェルムスフォード競馬場はオールウェザーの馬場が有名で、英国では比較的少ない周回型のコース。出走馬が最後の直線を向くところで、競馬場のゲート係、スタッフが懸命に静止をうながし、すべての人馬にケガはなかった。レースは無効となっている。 【写真】声明を発表したチェルムスフォード競馬場 事件が起きたのは、この日の最終9R(クラス2、オールウェザー2000メートル)で、9頭が出走していた。 同競馬場は公式のX(旧ツイッター)アカウントで声明を発表。「チェルムスフォードシティ競馬場は、今晩の開催で第9レースの出来事によって影響を受けた関係者、出走した人馬、観客、賭けをする人全員にお詫び申し上げます。参加者の安全は、私たちの最優先事項であり、これからも常にそうあり続けます。関係する騎手、馬、スタッフの誰にも危害が及ばなかったことに、私たちは深く安堵しています。チェルムズスォード競馬場で、今晩の出来事は前例のない出来事であり、このレース場は直接の責任を負ってはいないものの、このレースを開催するレース場としての役割を十分に認識しています。私たちはBHA(英国競馬統括機構)およびパートナーと協力して徹底的な調査を行い、このような出来事が二度と起こらないようにすることに尽力しています。影響を受けた関係者には払い戻しの手続きが整えられ、詳しい情報が連絡されます」としている。