ドジャーブルーの紙吹雪が舞うなかパレードが行なわれた。(C) Getty Images

　凄まじい熱狂ぶりだ。 　大谷翔平、山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースは現地11月１日、ロサンゼルス市内でワールドシリーズ（WS）優勝パレードを実施。ニューヨーク・ヤンキースとの名門対決を制しての凱旋となり、この日、２階建てのバスから選手たちがファンの大声援に応えたが、その盛り上がりは、現地でも話題となっている。 【動画】ロサンゼルス市街地にできた壮観な”青い人波” 　中でも壮観だったのは、沿道を埋め尽くすファンの数だ。米スポーツメディア『FOX Sports：MLB』の公式Xは、「ドジャースのWSパレードに青い海ができている」と綴り、会場上空から撮影された映像を公開。そこには、大規模な群衆が収められており、MLB公式サイトによると、「約25万人」が詰めかけていたという。 　また、地元テレビ局『NBC Los Angeles』は、「ファンが毛布や椅子、プロパンヒーター、携帯トイレを持参し、金曜の夜明け前にLAのダウンタウンでWS優勝パレードの場所取りをしていた」と報道。「青いジャケットやキャップ、その他ギアを身に着ける多くのファンが沿道に座り、中には寝ている人もいた」と伝えている。 　さらに同局は、現地ファンのコメントを紹介。その中で一人は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で優勝パレードが開催されなかった2020年を振り返りながら、「幸運なことに今このパレードを体験できる」と喜びをかみ締めており、「だから本当にエキサイティング。感情がおかしくなりそうだ」と興奮を隠せない様子だ。 　世界中の野球ファンを沸かせたドジャースのWS制覇。その余韻は、まだまだ続きそうだ。 構成●THE DIGEST編集部