滋賀大学、AI教材「atama+」を入学前教育に導入――データサイエンス学部で数学基礎力の向上を目指す
atama plus株式会社は、AI教材「atama+(アタマプラス)」が滋賀大学データサイエンス学部の入学前教育に活用されることを2024年12月20日に発表した。対象は、総合型選抜入試の2025年度入学者で、入学後の学びに不可欠な数学の基礎力向上を目指す。 滋賀大学データサイエンス学部は、データから新たな価値を創造できる人材育成を目指し、2017年に開設された。atama+は、一人ひとりの理解度に応じた個別最適なカリキュラムを作成可能で、入学後に必要とされる数学の知識獲得に最適である点が導入の決め手となった。 これにより、データサイエンス学部の総合型選抜入試の2025年度入学者は、約3カ月にわたって同学部が指定した数学の単元をatama+で学習。理解度に応じてレコメンドされる講義動画や演習問題などに取り組み、学部の学びに必要な基礎学力の習得を図る。 atama+は、AIを活用して学習者に最適な課題や講義動画を提供する教材で、全国の塾や予備校などの約4,000教室で採用されている。同社によると、立命館大学が2023年度入試プログラムでatama+を活用したUNITE Programを導入した以降、全国の大学で導入が広がっているという。 滋賀大学データサイエンス学部長の市川 治氏は、「スマートフォンからでもアクセスできるなど、学習者の取り組みやすさ、また個人のレベルに合わせたカリキュラムが自動生成される点に学習効果を期待し、atama+を取り入れた」とコメントしている。
こどもとIT,編集部