ライフシム『inZOI』開発者インタビュー!「自由度を最大限まで高めること」と「本当の人間のような感情や動き」を徹底的に追求【G-STAR 2024】
11月14日から17日にかけて、韓国・釜山にて大規模ゲームイベント「G-STAR 2024」が開催されました。このイベントに合わせ、Game*Sparkはライフシミュレーションゲーム『inZOI』の開発者であるキム・ヒョンジュン氏にインタビューを実施。同作の内容と開発へのこだわりについて伺いました。 【画像全9枚】
『inZOI』とはプレイヤーが自分の世界のあらゆる側面を変化させ、ユニークなストーリーと体験を作り出すことができるライフシミュレーションゲーム。現実世界と同じように仕事を見つけて生計を立てながら、交流を通じて深い人間関係を築くことができる作品となっています。
ユーザーのクリエイティビティを最大限に活かして、自由度の高いゲームプレイを
――最初に、『inZOI』が影響を受けた作品についてお聞かせください。
キム・ヒョンジュン: 本作は『ザ・シムズ(The Sims)』シリーズから多大なる影響を受けています。『シムピープル』『ザ・シムズ2』を開発したチャールズ・ロンドン氏らに直接会い、アドバイスを受けつつ制作しました。その中で『ザ・シムズ』シリーズには「キャラクター」「ビルディング」「ロールプレイ」「社会経験」という4つのモチーフがあることを学び、『inZOI』でもこれらの要素を中心に据えています。
まず本作の「キャラクター」であるZOIについて。『inZOI』では、プレイヤーが想像できる範囲のものを全て作れるように意識して開発をしています。性別や人種、ひいては種族まで選択ができ、目元や目尻の角度まで細部にこだわったキャラクターメイクが可能となっています。爪や指輪、時計などの装飾品に至るまで、全てがカスタマイズできるよう開発を進めています。
――建築やハウジング要素についてお聞かせください。
キム・ヒョンジュン: 本作では自由度を意識し、道の途中に家を立てて住むことや、道路自体をプレイヤー自身で造ることも可能にしています。インテリアなどの建築に関するアセットは現時点で1,500種類以上を用意しており、発売時には2,000種類にまで増やす予定です。
【関連記事】
- 次の人気対戦ゲームになるかも?基本プレイ無料MOBAバトルロイヤル『SUPERVIVE』Steamで早期アクセス“非常に好評”スタート
- 【G-STAR 2024】「韓国最大のゲームショウ」を一挙振り返り!知っているようで知らなかった「海の向こう側のゲーム世界」はどうなっている?
- 海外レビューひとまとめ『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』中毒性が高く技術的な欠点の多い“ユーロジャンク”の好例だ
- 『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』ボリューム満点の“やり込み要素”が公開!無限のユニット強化やランダムダンジョン制作など盛りだくさん
- モンスターになってヒーロー撃退!ダンジョン防衛ボードゲーム『ヒーローお断り!(Keep the Heroes Out!)』デジタル版クラファン開始―既に約1,700万円集める人気ぶり