ライフシム『inZOI』開発者インタビュー!「自由度を最大限まで高めること」と「本当の人間のような感情や動き」を徹底的に追求【G-STAR 2024】
「自由度」と「人間らしさ」が共存したMODフレンドリーなゲーム
――「MOD対応」についてお聞かせください。既に高い自由度を用意しているということで「MODは不要」とまで思えますが、プレイヤーの欲求はある意味無限大ですよね。MODサポートを期待するユーザーに向けて、どのように考えられていますか。
キム・ヒョンジュン: 本作はMODフレンドリーな作品で、MODを制作できる公式のキットもリリース予定です。CurseForgeと協業して、便利にMODの共有やアップロードが行えるシステムを提供することも決定しています。
ただ、MOD開発をユーザーに開放することで、完全に「自由度」に制約をなくしてしまうと、ZOIたちが「平気で人を殺してしまう」など、本作の大きな目的の「人間らしく暮らしていける環境」が失われる可能性があります。そこで、最低限の倫理を守る仕組みとして「カルマシステム」を用意しました。ZOIが死亡するまでに行ってきた善行と悪行を数値化する要素です。善行を多く積んだZOIは、死んでからも幽霊となってこの世界に残るようにしています。
本作は発売後も、マップやいくつかのカスタマイズ要素を無料でアップデートし、提供する予定です。最終的には、町中の全ての呼び鈴を押すことができ、そこから住人が出てくるようなゲームまでアップデートさせたいですね。新たな都市も追加する予定ですが、まずは今用意している街の完成度を最大まで高めていく方針です。
『inZOI』は、2025年3月28日にSteamで早期アクセス版を配信予定。日本語での動作もサポートしています。
提供:Nexon
Game*Spark ゆん
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