新北メトロ環状線、全線での運転再開 4月の地震で一部区間が不通/台湾
(新北中央社)今年4月の台湾東部沖地震の影響で一部区間が不通となっていた、北部・新北市の新北メトロ(MRT)環状線が12日正午、全区間通しての営業運転を再開した。当初の見通しより半年早く復旧した。 環状線は地震の影響で高架の桁橋がずれたり、複数の設備が損傷したりするなどの被害が出た。今月8日までは本数を減らし、新北産業園区―板橋間と中和―大坪林間で折り返し運転を行っていた。9日に全線通しての試運転が始まり、運転間隔も地震前と同水準に戻されていた。 新北市政府捷運工程局の李政安局長によれば、試運転の完了後、同局や新北メトロ、市交通局が共同で調査し、安全性に問題がないことを確認したという。 (黄旭昇/編集:田中宏樹)