「平成レトロ」が令和にブーム! 平成レトロなガラケーやデジタルデバイス5選
2009年に発売されたiPhone 3GSは、2024年現在では平成レトロなスマートフォンとして注目を集めています。もっともiPhone 3GSは最新のiOSへのアップデートは不可。またiPhone 3GSは4G回線に対応していないため、3G回線の終了にともなってモバイル通信も不可となります。 それでもiPhone 3GSを中古で買い求める層が一定数存在する理由は「画素数」。 最新のiPhone 15の背面カメラが4,800万画素な一方、iPhone 3GSは300万画素。つまり「あえて古いデジカメを買う」のと同様に、あえてiPhone 3GSを購入するケースがあります。その写りの悪さが逆に「インスタントカメラのようでエモい」と感じる人も少なくありません。撮影専用の端末として所持している人が少なからずいます。 ■INFOBAR(2003年)
一種の「平成レトロなインテリア」として人気を集めているガラケーもあります。その代表格が、2003年に登場したauの「INFOBAR」は。プロダクトデザイナー深澤直人氏とのコラボレーションで誕生した名機で、2007年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されています。 2024年にはKDDIが「初代 INFOBAR型 Apple Watch Case」を限定発売するなど、「ガラケー」である以上に「そのデザイン性の高さそのものが人気を集めている」デバイスです。ミニチュアサイズのマスコットがガチャガチャになったこともありました。 ■初代ゲームボーイ(1989年)
コンデジやスマホ、ケータイだけでなく「レトロゲーム」も平成レトロの対象。その中でも異色の人気なのが初代ゲームボーイです。初代ゲームボーイは、たとえば本体にイヤホンジャックを付け加え、クリアな音を出力するための「プロサウンド化」と呼ばれる改造の対象に。また液晶のバックライト化などの改造も行われたうえで、チップチューンと呼ばれる音楽ジャンルで使う楽器としても使われています。