なんと1日2時間超え…!《家事にとられる時間》を圧縮する、スゴい方法…0歳児育児中に「半年で東大大学院」に合格した女性が教える
2024年も残り少なくなってきました。年頭にはやろうと思っていたことは、春が過ぎ夏の暑さを経たいま、ようやく取り掛かろうとしても年末はすぐそこ…という人もいるかもしれません。 【表でみる】明治、中央、立教…首都圏の主要大学「序列ランキング」 やりたいと思っていたことができない背景として多くの人が挙げるのが「時間がない」という理由。しかしその時間も工夫しだいで有効に使えるやり方があるんです。 偏差値30台から東大に合格し、仕事や育児をしながら8つの資格に取得した石黒由華さんは、一日の流れのなかから社会人でも勉強時間になりうる「4つの時間」に着目。前編<「時間がない」を言い訳にして《なにもやらない人》が見落とす「ムダ時間」の意外な縮め方>に引き続き、著書の『夢を先送りしない勉強法』(技術評論社)から一部抜粋、編集してお伝えします。
「1日2時間超」の時短ができる
(3)家事の時間 毎日の家事は、面倒なうえ、けっこう時間がかかっているもの。あっという間に1時間、2時間……と時間が奪われていってしまっているのではないでしょうか? そこで役立つのが「時短家電」や「食材通販」です。一般のビジネスパーソンの家事時間の平均から、ざっと概算すると…… ■ロボット掃除機 →1日15分削減!(掃除機をかけなくてよくなる) ■食洗機 →1日20分削減!(お皿を食洗器にセットするだけでOKに) ■乾燥機つき洗濯機 →1日15分削減!(洗濯物を干す・取り込む時間を節約) ■自動調理鍋(ホットクックなど) →1日40分削減!(食材を切るだけでできあがり) ■食材通販(Oisix、大地を守る会、AEON、生協など) →1日40分削減!(スーパーの行き帰りにかかる時間や「ついで買い」の時間をなくせる) なんと最大1日で計2時間超の家事時間が削減される計算です。 私が特にお世話になっている時短家電は、シャープの自動調理鍋「ヘルシオホットクック」です。食材と調味料を内鍋に入れ、ボタンを押すだけで、全自動で料理をつくれるので、料理が「切るだけ」になり、本当に便利です。 「かき混ぜる」作業のほか、ポタージュやポテトサラダをつくるときの「潰す」作業もしてくれるので、さまざまな料理を超時短できます。私の場合、カレーやポトフなど、つくりやすい料理をいくつかチェックし、日にちごとに回すようにしています。 秋冬は、Oisixの「鍋キット」(スープとカット野菜が送られてきて、「鍋に入れて火にかけるだけ」で調理できる)をホットクックで調理することで時短しています。 食材を洗うだけで、切る手間さえなくなり、毎日1時間以上かかっていた料理時間が10分以下になりました。「家事やらなきゃ……」がストレスで何もできず、「家事をやったら、ほかの自分のやりたいことはできなくなる……」というのがよくあるパターンでしたが、それもなくすことができました。 (4)通勤時間 行き帰りの通勤は、貴重な時間を奪うのみならず、疲れやストレスの原因にもなってしまいます。リモートワークができる場合は、積極的に取り入れることで、通勤時間を削減するのがおすすめです。私の場合、週に1回リモートワークをしています。 また、通勤時間は、工夫をすれば、勉強の場に変えることもできます。 生み出した時間をすべて勉強時間にするのは難しいかもしれません。しかし、ほんの少しの時間のゆとりができることで、1日30分、1時間……と「勉強してみようかな」と思える時間は確実に増えるはず。 仮に平日1時間、休日3~4時間として、1週間で計算すると、半日ぶっ通しで勉強したのと同じくらいの勉強時間になります。 もちろん、うまくいかない日もあります。 「急な残業が入ってしまった」 「予定外のハプニングが起きた」 「イヤなことがあって何も考えられない」 「風邪を引いてしまった」 それでも、あらかじめ時間を確保しておけば、後から、その分を取り返しやすくなりますし、ゆとりができることで少し冷静になれて、小さなハプニングで「自分はダメだ……」と心が折れて挫折することもなくなるはずです。 何よりも、勉強の計画を立てるときに、見通しを立てやすくなります。 4つのムダな時間の短縮法改めてご覧になりたい方は<「時間がない」を言い訳にして《なにもやらない人》が見落とす「ムダ時間」の意外な縮め方>からどうぞ。
石黒 由華