鏡優翔 復帰戦は来年6月か12月の見通し/レスリング
パリ五輪レスリング女子76キロ級金メダルの鏡優翔(23)=サントリー=が3日、都内で行われた東洋大の五輪報告会に出席した。理事長賞などを受賞した鏡は「これまで最重量級は金メダルに届いていなかった。史上初の快挙を成し遂げようと思っていた」と胸を張った。 パリ五輪後はバラエティー番組などに引っ張りだこで「歩いていて声をかけてもらうこともある。認知度が違う。かなったらいいなという夢まで五輪はかなえてくれて、目指す価値のあるもの」と笑みを浮かべた。現在は気が向いたときに練習をする程度で「妥協の日々」だという。まだ2028年ロサンゼルス五輪での2連覇という目標に気持ちが追いついていないが「レスリングが大好きなので、結局はやると思う」と現在の心理状況を明かした。 今後については、ロサンゼルス五輪を目指すと気持ちが固まったらと前置きしたうえで「来年6月の大会に出て、プレーオフに出て世界選手権か、遅くても来年12月の全日本には(ロサンゼルス五輪で)金メダルを取れる体、技術にはしていきたい」と見通しを口にした。