【顔がかゆい時はどうすればいい?】毎日の「生活での対処法」を皮膚科医が解説!
原因はわからないけど、顔がかゆくてボリボリついかいてしまう…そこで今回は、皮膚の専門家が正しい対処法を教えます!
お話を伺ったのは
横井 彩先生 日本橋いろどり皮ふ科 クリニック院長 皮膚科専門医、医学博士。自身がニキビに悩んだ経験からスキンケア指導をしたくて皮膚科医になり、化粧品検定1級も取得。アレルギーや敏感肌治療に多くの知見を持ち、スキンケアに悩む人のために化粧品トラブル外来を開設。
“顔がかゆい”ときの対処法
【生活習慣】急激に血流がよくなることを避ける 血流がよくなるとかゆみが強くなります。そのため顔がかゆいときには、急激に血流を促す長風呂やサウナ、ホットヨガ、辛い食事やお酒は避けましょう。また適度な湿度は肌の乾燥を防ぐので、加湿器を活用して40~60%にするのがおすすめです
【NG】 長風呂&サウナ
過度に体を温めて血流がよくなりすぎると、汗として必要以上の水分が出ていくので、乾燥がすすんでかゆみが増すことに。またお湯に長くつかると皮膚がふやけて肌トラブルになることも。
【ケア】かゆみのある期間は敏感肌用のシンプルケアを
横井 彩先生 かゆみがあるときは、肌によい成分が入っているかよりも、ノンアルコール、無香料、無着色など、刺激やアレルギーの原因になるものを極力控えている敏感肌用化粧品を選びましょう。オーガニック系コスメは意外に刺激の強いものが多く、この期間は避けるのが無難です
【薬・治療】市販のかゆみ止めを使うなら3日まで。治らないなら皮膚科へ
市販のかゆみ止めには非ステロイド系とステロイド系があります。一見優しそうな非ステロイド系にはかゆみを鈍らせる麻酔成分が含まれていることがあり、敏感肌では合わないことも。応急手当てでステロイド系の市販薬を使う場合は2~3日まで。それで治らない、悪化する場合は皮膚科へ イラスト/腹肉ツヤ子 取材・文・構成/山本美和 Edited by 岡部 奈央子
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