ツーリングラリーSSTR
日の出とともに日本列島の東海岸からオートバイでスタートし、日没までに日本海の千里浜でゴールする「SSTR」(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)が5~20日の日程で開かれた。愛知県田原市の「渥美半島観光ビューロー」からもスタッフが参加した。話を聞いた。 今年で12年目。道の駅やサービスエリアなどを回ることでもらえるポイントが一定以上になるようにルートを考え、ゴールの石川県の「千里浜なぎさドライブウェイ」を目指す。 イベント発案者は同県の観光大使、風間深志さん。今年度のSSTRは「WITH US」(我らと共に)がキャッチフレーズ。参加費とは別に被災地への支援金を受け付け、集まった1529万7000円を被災自治体に贈っている。13日には現地で日本赤十字社石川県支部から能登の被災状況を参加者に伝えるイベントがあった。 ビューローから参加したのは、バイク関連イベントも手掛ける岡田美奈さん。12日午前6時20分に田原市や豊橋市などのバイク仲間「勝手に見送り隊」7人を含む約100人と同市伊良湖町恋路ケ浜を出発。岐阜県の「道の駅明宝」などを通り、午後6時半にゴールに到着した。 太平洋側の岬の中では、伊良湖岬はゴールまでに必要なポイントがもらえる距離が一番短いことから、SSTRでは手頃なスタート地点として知られている。これで伊良湖岬を知った人もいる。 岡田さんは現地であったじゃんけん大会で優勝した。伊良湖岬のよいPRになったという。「同じ半島地域で共通点も多い。海に対する思いは通じ合うものがあると思う。両市のPRにつなげながら、何かあった時は助け合っていきたい」と語った。
東愛知新聞社