谷川聖哉がRUIに1RKO勝ちでK-1大阪大会に弾み。「日本人の誇りを持って世界と戦っていく」【Krush】
「Krush.164」(8月18日、東京・後楽園ホール)で行われたクルーザー級戦で谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とRUI(K-1ジム福岡チームbeginning)が対戦し、谷川が1RでKO勝ちを収めた。 谷川は2021年の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」、2022年の「K-1無差別級トーナメント」ではともに決勝に進出するなど重量級のトップ戦線で活躍してきたが、前戦では階級を下げ「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」に参戦。しかし準決勝でKO負けを喫し、今回は再び重量級に戻しての参戦となる。 RUIは2019年に行われた「初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」で決勝に進出するなど一時はK-1グループのクルーザー級のトップ戦線で活躍するも、2020年のANIMAL☆KOJI戦から5連敗を喫するなど低迷。今回は約2年4カ月ぶりのK-1グループ復帰となる。RUIはこの間、昨年2月にはKPKB(九州プロキックボクシング)ヘビー級王座を獲得している。
また谷川は今回の試合の8日前となる10日には、10月5日に行われるK-1大阪大会への出場が決定。大阪では12月の代々木大会で行われる無差別級トーナメントのアジア予選で海外の強豪と対戦する。 自らの試合の前にこの試合が発表されたRUIは宮田充Krushプロデューサーに「勝てば自分が」と直訴。この日の試合でRUIが勝てば谷川に取って代わって大阪大会に出場の可能性もあるなかでの対戦だった。 1R、オーソドックスの谷川とサウスポーのRUI。谷川はRUIの周りを回って気をうかがっては右インロー、関節蹴り。RUIは左ミドル。谷川は右ミドル。RUIの左ハイは左に回ってかわす谷川。谷川は右インロー。谷川は一気に詰めて左フックをヒット。圧をかけるRUIに谷川は右インロー。RUIはミドルも谷川は回ってかわす。谷川は右ハイ。終了間際、RUIが詰めたところに谷川はカウンターで右バックブロー。ダウンしたRUIは立ち上がれず、谷川のKO勝ちとなった。 谷川は試合後のマイクで「僕は日本人がいない重量級トーナメントなんて絶対に嫌だと思っているので。皆さんもそうだと思うんですが、70kgがあまり盛り上がっていないのも日本人がいないからだと思いますし。僕は日本人の誇りを持って、これから世界と戦っていくので、応援してくれるとうれしいです」と10月大会に向けての決意を新たにした。