防災テーマの市民手作りフェスタで意識高める 簡易トイレ体験「災害時も安心して食事できる」
防災と男女共同参画をテーマに、京都府舞鶴市の中総合会館で、市民の手作りイベント「まいてフェスタ」が開かれた。来場者は簡易トイレの体験などを通じて楽しみながら防災意識を高めた。 市内の女性団体や福祉団体でつくる実行委員会が主催。「まいて」は、子どもが遊びに誘う時などに使う方言で「仲間に入れて」といった意味という。 約20団体が出展。市消防団は、現在19人いる女性消防団員の活動を紹介し「消防団も女性の視点を必要としています」とPRした。 防災士による簡易トイレのミニ講座もあり、凝固剤を入れたトイレに参加者が水を入れて使い方を試した。講師の田上雅一さん(61)は「トイレ対策ができると、災害時でも安心して食事ができる」。参加した女性(80)は「トイレは手薄になっているので実践したい」と話した。