少子化対策で?……岡山県が“同窓会推し” 知事「子どもを増やす時にすごくいい」 全国でも注目ナゼ【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
岡山県が2024年度予算案に、少子化対策として同窓会の開催支援を盛り込みました。出会いや結婚のきっかけにしてほしいとの狙いがあります。街で聞くと評価はさまざまですが、同県内だけでなく全国各地で、Uターンを念頭に同窓会への補助がなされています。 そこで今回の#みんなのギモンでは、「少子化対策で同窓会に補助金?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●誰が対象? 年齢制限は? ●全国で続々 恩師も対象
■岡山県知事「できることは何でも」
徳島えりかアナウンサー 「同窓会を出会いのきっかけにしてもらおうと、補助金を出すということなんです」 「先週、岡山県の伊原木知事は会見で『少子化対策に関してできることは何でもやるというのが、今回の我々の思いであります。社会としても子どもを増やすという時に、私、同窓会はすごくいいと思うのです』と語りました。知事が同窓会を強く推しているんです」
■199億円のうちの1000万円
徳島アナウンサー 「岡山県は、新しく何をやろうとしているのでしょうか。県の2024年度の予算案で、少子化対策に約199億円計上すると発表されました」 「この予算をどのように使うのか。男女ともに育休を取得しやすくするための事業に約1億円、新婚夫婦や結婚を希望するカップルがお店で特典を受けられる事業に1148万円。そして注目したいのが、同窓会などの開催を支援する事業に1000万円、というものです」 藤井貴彦アナウンサー 「少子化対策の199億円という巨額から比べると少ないように感じるかもしれませんが、多くの施策があるということで、その中で注目されているのが、1000万円の同窓会支援ということなんですね?」
■「ライフデザインを考えるきっかけに」
徳島アナウンサー 「ちょっと目新しいような感じもしますよね。詳しい内容を県に聞きました」 「まず、同窓会をしたい人は市町村に申し出ます。いくら補助するかは各市町村の判断で決まりますが、その半分を県が補助する想定です。年齢制限については、中学や高校を卒業して15年くらいまでの30歳前後の人たちの同窓会を想定しているということです」 澁谷善ヘイゼルアナウンサー 「30歳前後という基準はどのように定められているのでしょうか?」 徳島アナウンサー 「県の担当者は『自分の人生を振り返るターニングポイントの世代であり、同窓会を開催することで結婚や子育て、働き方、ふるさとに戻るUターンなど、ライフデザインを考えるきっかけになってほしいという思いがある』と話していました」 「Uターンも目的にしているので、独身限定にする考えはないということです。刈川さんは福岡からの上京組ですが、どうですか?」 刈川くるみキャスター 「今週実家に、高校から同窓会のはがきが届きました。上京して仕事をしているとなかなか帰れないですし、帰ったとしても家族や身近な友達との時間を優先してしまうので、こういった補助で後押しがあると帰りやすく、参加しやすいなとは思います」