少子化対策で?……岡山県が“同窓会推し” 知事「子どもを増やす時にすごくいい」 全国でも注目ナゼ【#みんなのギモン】
■「同窓会への補助」に街の声は?
徳島アナウンサー 「いいきっかけになりますよね。同窓会への補助をどう思うか、街でも聞いてみました。 20代 「会う機会も大人になると減っちゃうから、私はいいなと思います」 50代 「少子化対策をすること自体はいいですけど、同窓会ではないかなと思います」 30代 「給料の底上げとか子どもを産んだら給付金たくさん出るとか、そっち側の方が直結するような感覚があります」 20代 「めちゃめちゃいいと思います。僕も岡山出身なんですけど、なかなか帰る機会が、同窓会とかなかったらないんですよ」
■出生率が全国トップ級の町でも実施
河出奈都美アナウンサー 「確かに、同窓会が結婚や出会いに直結するという感覚はまだちょっとないのかもしれませんが、最近私も高校やサークルの同窓会に参加しました」 「先生やお世話になった人を囲む会だったので、同い年だけではなく、いろんな世代の人が集まる、初めて会った人も多くいたんですよね。そういった意味では出会いもあったのかもしれませんね」 徳島アナウンサー 「同窓会にもいろいろありますもんね。岡山県の事業では、まずは市町村が賛同して仕組みを作らないといけません。ここからは、『全国で続々 恩師も対象』のポイントについて見ていきます」 「岡山県内では、既に同窓会への補助を行っている自治体がありました。『少子化対策 奇跡の町』として知られる奈義町です。去年2月に岸田首相も視察に訪れました」 「女性1人が生涯に出産する子どもの数を表す合計特殊出生率は一昨年、全国が1.26だったのに対し、奈義町は2.21と全国トップクラスでした」 「奈義町の同窓会への補助は、そもそもはUターンや移住のきっかけにしてもらうことを目的にしたもので、補助の対象も出席者の3割以上が町外に住所があることなどが条件になっています」 「また、町内の飲食店を会場として利用してもらうという狙いもあります。補助金額は同窓会の出席者1人あたり1000円。上限は3万円なので30人までなら補助されます。2015年からスタートして、年に4団体ほどがこの制度を利用しているということです」 藤井アナウンサー 「なるほど。1000円の補助、ですか…。3000円の会費で2000円になるかもしれないということですね。金額としてはそれほど多くないですが、『こんな1000円の利用の仕方もあるね』などのように話題が広がればいいですよね」