茨城県が業務に生成AI導入…1時間かかった翻訳を数分に短縮、資料探しの時間25%削減
県は昨年5月、職員向けに生成AIを利用する上での指針を策定。生成AIを利用する場合は目的を明確化し、事前に上司の承認をもらうことを基本姿勢として、機密性の高い情報の取り扱いには細心の注意を払うこととした。また、誤った情報の利用や発信を防ぐことや差別用語や倫理に反する表現が含まれていたり、著作権を侵害したりしていないかを確認することなどを示している。
稲垣健一課長補佐は「生成AIの導入は個人情報保護や倫理的な問題など様々な課題もあるが、適切なルールで運用すれば県民の皆さんにより良い行政サービスを提供できる。今後も音声や画像認識の機能など、さらなる有効活用を図りたい」としている。