歩行者の6割が外国人 渋谷のスクランブル交差点に世界が注目【WBS】
文化の発信地だった渋谷ですが今、企業が「世界への情報発信の場」として注目しています。 東京の顔として多くの訪日外国人客が訪れる渋谷のスクランブル交差点。1回の青信号で3000人が通行し、世界で最も混雑する交差点と言われています。 その交差点で20年以上営業する「SHIBUYA TSUTAYA」が25日にリニューアルオープンしました。TSUTAYAを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の髙橋誉則社長は「日本のコンテンツの世界への発信拠点」にすると打ち出しました。 レンタル事業TSUTAYAの旗艦店として1999年にオープンしたSHIBUYA TSUTAYA。CDやDVDなどレンタル商品の在庫数で日本一を誇る文化の発信拠点として親しまれましたが、これまで扱っていたCDやDVDのレンタルは終了します。 リニューアル後の店内は地下2階から地上8階、売り場面積4400平方メートルの中に、アニメや漫画などのIP(知的財産コンテンツ)を集積。日本文化の再浸透を図ります。
中でも売りが6階のIP書店です。本の取り扱いは商品のわずか1割で、ほとんどがアニメなどの関連グッズ。およそ100のIPコンテンツを揃えています。実は書店という言葉は海外で「グッズが買える場所」として浸透しているため、英語でのフロア名にも使い、訪日外国人客を呼び込もうとしています。 5階にも強力なIPコンテンツがあります。世界中で人気を誇るポケモンカード。その対戦などが楽しめるラウンジです。1時間1650円でカードを借りて遊べるほか、飲食も楽しむことができます。 「ポケモン」執行役員の鹿瀬島英介さんは「SHIBUYA TSUTAYA自体が国内外から多様な客を集客している。ポケモンカードゲームに初めて触れていただく層。その層の間口を広げるチャレンジをしていきたい」と話します。 TSUTAYAのIP拠点化、その勝算は? 「1日3万人くらいの規模感を考えていきたい。スタジアムがいっぱいになるくらいの方にお越しいただけるんじゃないか。日本だからこそ作ってきて、世界に発信してきた素晴らしいコンテンツがたくさんある。これを日本国内や世界中に、もっと私たちが発信できるんじゃないか」(CCCの髙橋社長)