侍・井端監督の期待と気づかいに応えた森下 合宿から大会中まで「自分のことをよく見てくれている」
「ラグザス presents WBSCプレミア12・決勝、日本代表0-4台湾代表」(24日、東京ドーム) 【写真】小園の大活躍にモデルのリサ夫人「興奮のあまり出待ちなんてしちゃった」現地応援、球場外で2ショ 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は決勝戦が行われ、日本は0-4で台湾に敗れ、2019年大会に続く2連覇を逃した。主要国際大会の連勝は27でストップした。森下翔太外野手(24)は1次リーグ初戦から全9試合に「4番」でスタメン出場。最後は4打数無安打に終わったが、勝負強い打撃で侍ジャパンをけん引してきた男は、「絶対リベンジしたい」と前を見据えた。 ◇ ◇ 大会を通じて4番を背負った森下が、井端監督から感じていたのは期待だけではなかった。「期待もそうですけど、すごく気にかけてくれています」。宮崎合宿では、打撃練習の合間に指揮官から声をかけられ、話し込む姿もあった。 「会話の延長線上みたいな」と内容はたわいもない話。大会中も常に指揮官からの視線を感じていたという。「自分のことをよく見てくれているなと感じています」とうれしそうに明かした。 昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」、今年3月の強化試合・欧州代表戦に続き井端監督のもとで戦った。10日・チェコとの強化試合の前には初の4番を直接伝えられた。「その前からもちょくちょく言われてたので、あるかなと」と準備はできていた。 以降も携帯に送られてくるスタメンには毎日、4番に名前が刻まれた。チームでは唯一全9試合にスタメン出場。「『どっちにする?』と聞かれたこともありましたけど。そんなに出られるチャンスないんで、『出たいです』って言っています」。常に気にかけてくれた井端監督の思いに姿勢で、プレーでしっかり応えた。(デイリースポーツ・山村菜々子)