笑福亭鶴瓶が懐かしむ、桂ざこばから怒られた内容の“理不尽さ”「豪快な人でしたよ」
笑福亭鶴瓶が6月30日、ニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に出演。6月12日に死去した落語家・桂ざこばさんを追悼した。
ざこばさんの突然の訃報に「そんな、死なへん思う人が……」と驚きを隠せない様子で話す鶴瓶。2人がどんな交流をしていたかというと、「顔見るたびに怒られてましたけどね」「顔見たら腹立つんでしょうね」と明かし、ざこばさんから怒られることがほとんどだったという。 鶴瓶はその怒りを「嬉しいんですけどね」と受け止めていたという。ざこばさんの奥さんからも「ごめんね、鶴瓶ちゃん」と声をかけられ「いやいや、そんなよろしいんですよ……」とやりとりしていたが、「よろしいことなかったんですよね(笑)」と本音をこぼし、ざこばさんからの次のような“理不尽な怒り”を、笑いながら懐かしんだ。 ある時、ざこばさんから「お前、返したれや!」「お前、取ったやろ! 何であんなことしたんねん!」と怒られたことがあった。何に対して怒られているのかわからないまま、よくよく話を聞くと「フミヤやないか! フミヤから取ったやろ!」と。それは当時鶴瓶が出演していたドラマ『硝子のかけらたち』(TBSテレビ系)で、藤井フミヤ演じる“神崎敦也”から、鶴瓶演じる“如月時三”が荷物を奪って行ったシーンに対しての怒りだった。 「それ、ドラマです、兄さん。俺ホンマ取ってないです」と必死に弁明するも聞き入れてもらえなかったという鶴瓶。「俺のことになるとカーッと腹立つ。そのドラマ見んといたらええのに、それなら」とぼやきつつも、料亭に食事に行った時の“怒り”や、ざこば邸の玄関で真剣にじゃんけんをしたの“怒り”など、さまざまな“怒られエピソード”を思い返していた。
ひとしきり思い返した後、「素敵な人でした。豪快な人でしたよ」と鶴瓶は締め括った。