日本年金機構から「届出はお済みですか」という通知が送られてきました。何か重要な手続きをしなければいけないのでしょうか?
国や自治体はもちろんのこと、日本年金機構から通知が送られてくると、「何か重要な手続きを忘れているのでは」と不安になる方も多いかと思います。 今回は日本年金機構から「届出はお済みですか」という通知が届いた場合、どのような手続きが必要なのか、具体的にご説明します。 ▼年金機構から「差し押さえ」の手紙が届いた! 口座残高「ゼロ円」で差し押さえる財産がなければ大丈夫?
「届出はお済みですか」という通知が届いた理由
「届出はお済みですか」という通知は、国民年金の切り替え手続きが必要であるにもかかわらず、届け出が確認できない場合に送付されます。 日本年金機構によれば、例えば、会社員や公務員として働いていた方(第2号被保険者)が退職した際や、第2号被保険者に扶養されている配偶者の方(第3号被保険者)で扶養者が退職した場合などが該当します。この場合、国民年金の切り替え手続きが必要です。 ■国民年金被保険者の種類と「届出はお済みですか」の通知の対象者 国民年金の被保険者には以下の3種類があります。 ●第1号被保険者:学生や自営業の方など、20歳以上60歳未満の日本国内に住所を持つ方。 ●第2号被保険者:民間企業の会社員や公務員など、厚生年金や共済組合に加入している方。 ●第3号被保険者:第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者で、年収が130万円未満の方。 「届出はお済みですか(国民年金加入のご案内)」は、上記のいずれかの被保険者資格を失った方に対して送付される重要な通知です。手続きを怠ると、将来の年金受給に影響が出る可能性があるため、内容をよく確認し必要な手続きを行いましょう。 ■「届出はお済みですか」という通知を受け取った場合の手続き方法 通知を受け取った場合は、速やかに市区町村の窓口などで手続きを行ってください。第1号被保険者として加入するための届け出は、マイナポータルを利用した電子申請でも対応可能です。 ■届け出が行われていない場合 国民年金への加入が必要な状況で届け出が行われていない場合、日本年金機構が加入処理を行い、その後、保険料の納付について催告する場合があります。届け出を忘れてしまうと、突然の出費に困ってしまう可能性もあるので注意しましょう。