ママ友から学習塾の「特待生」になれば授業料が全額免除されると聞きました。トータルの教育費もかなりおさえられますよね?
特待生になるには学力などの条件をクリアする必要がある
学習塾の特待生は、希望する生徒が誰でもなれるものではありません。一般的には、塾がそれぞれ定めた学力などの基準をクリアして初めて、特待生になる権利を得られます。 例えば、ある進学塾では、高い学力資質、学習意欲、目的意識を持っていることに加えて、入塾後には難関校を目指すことを条件に、授業料や講習料、テスト費用、教材費などの一切を免除する制度を設けています。 このほか、次のような項目で基準をクリアするというのがよく見られます。 ・塾内の実力判定テストや特待生試験 ・学校の内申 ・指定の模試 つまり、奨学生になれるかどうかは、多くの場合で子ども自身の学力次第とされます。塾によって判定方法やボーダーラインはさまざまなので、入塾の申し込みをする前に特待生制度の詳細をチェックしておくとよいでしょう。
特待生制度で塾代の負担は軽くなるが期待しすぎは禁物!
学習塾代は、学年によっては学習費全体の半分近くを占めるというデータもあり、家計にとって無視できない支出です。奨学生制度を活用することで、塾の授業料の負担を軽減できる可能性があります。 ただし、奨学生になっても塾にかかる費用が全て免除されるケースはまれなので、過度に期待しすぎず「子どもの学習意欲を刺激できて、家計も少し楽になるならOK」程度に考えるのがおすすめです。 出典 文部科学省 結果の概要-令和3年度子供の学習費調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部