リサンドロ・マルティネスは退場でもおかしくなかった? パルマーへの危険なタックルにレジェンドたちが反応 「あそこまで高く行ったらレッドカードをもらって当然」
イエローカードという判定に
プレミアリーグ第10節の注目カードであったマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーの一戦は両者譲らず、1-1のドローで幕を閉じた。 [画像]リサンドロ・マルティネスのパルマーへの危険なタックルが議論に そんなこの試合で大きな注目を集めているのが後半ATのリサンドロ・マルティネスのコール・パルマーへのタックルだ。パルマーの膝の高さまで足が上がった危険なタックルではあったが、VARでも確認の結果マルティネスにはイエローカードという判定が下された。 試合後、チェルシーの指揮官エンツォ・マレスカ監督は「審判の判定について質問されるだろうことは分かっている。それはほぼ全員にとって明らかなことだが、審判は判定を下すためにそこにいるのに、彼は異なる判定を下した。ボールを狙う意思がなく、ただ選手や足元を狙っているだけなら、その判定に疑いの余地はない。これはレッドカードに値することは明らかだ」(英『Daily Mail』より)と怒りを露わにした。またパルマーについては「彼(パルマー)は氷を持って更衣室にいたので、今は待機している。大事に至らなければいいが」とコメントしている。 この判定には多くの疑問の声が挙がっており、同メディアはプレミアリーグのレジェンドたちの声を紹介している。 英『Sky Sports』の解説を務めたガリー・ネビル氏は「あそこまで高く行ったらレッドカードをもらって当然だと思う。彼はラッキーだったと思う。膝の高さまで行ってボールに触れていないならレッドカードだろう」とコメント。ロイ・キーン氏もマルティネスのタックルを「ひどいチャレンジ」と語り、「もし彼が退場させられていたとしても、文句は出なかっただろう」と話している。 またフランク・ランパード氏とジェイミー・レドナップ氏もレッドカードだったという意見で一致しているようで、レドナップ氏は「無謀で、卑劣だ。彼は自分が何をしているかをわかっている。彼には卑劣な一面がある。彼が足をどれだけ高く上げているか見てみろ、そんな必要はないのに」と痛烈に批判した。 一方で元プレミアリーグ審判のマイク・ディーン氏は「それほど強い力ではない。最初に見た時思ったほどひどいものではなかった」とコメントしており、この判定の難しさについて言及している。 プレミアリーグはこの判定についてXにて声明を出しており、「パルマーに対するチャージで、主審はマルティネスにイエローカードを提示した。VARはレッドカードの可能性について確認し、危険なチャージではあるが深刻な反則ではないと判断し、主審のレッドカードなしという判定を確認した」と綴っている。
構成/ザ・ワールド編集部