パロアルトネットワークス、OTセキュリティソリューションの新機能を発表
Palo Alto Networks(以下、パロアルトネットワークス)は現地時間21日、Precision AIを搭載したリスクベースのガイド付き仮想パッチ適用ソリューションや、特権リモートアクセス機能を備えたPrisma Access Browser、機械学習(ML)を活用した次世代ファイアウォール(NGFW)スイートなど、OTセキュリティソリューションの新機能を発表した。 新しいPrisma Access Browserを通じて提供される特権リモートアクセスは、リモート操作を管理するOTセキュリティチームを強化する。このソリューションは、許可されたすべてのユーザー(請負業者やパートナーなど)に、重要なOTシステムへの安全かつ即時のアクセスを提供することで、導入を簡素化し、セキュリティを強化する。重要なワークフローに対応するジャストインタイムアクセスやセッション記録をサポートし、リモートアクセスの管理を容易にしつつ、ミッションクリティカルな環境を確実に保護する。 Industrial OT Securityを使用したガイド付き仮想パッチ適用は、セキュリティチームがダウンタイムを発生させることなく、重大な脆弱性に迅速に対処できるようにする。Precision AIを活用して、資産インベントリを自動化、リスクを評価し、脆弱性の優先順位付けを行うことで、定期的なパッチサイクルや、次のメンテナンスの期間までパッチの適用が難しいシステムを保護する。これにより中断を防ぐだけでなく、資産の寿命を延ばし、重要な運用を中断せず安全に維持できるようにする。 PA-400Rシリーズファイアウォールは、変電所や工場のフロアなど、スペースに制約のある過酷な環境に合わせてカスタマイズされた、信頼性の高いセキュリティを提供する。DINレールにも簡単に設置でき、遠隔地との接続を維持するための5G接続を備えたモデルも含まれており、雨、風、極端な気温といった厳しい条件下にある遠隔地の産業資産を保護する。これらのファイアウォールは、Fail-to-Wireなどの機能により、継続的なセキュリティと接続を確保し、重要なインフラストラクチャを保護しながらコストを削減する。
クラウド Watch,三柳 英樹