部長に昇進してからというものの、「残業続き」で睡眠不足です…。「寝不足」が原因で発症する病気にはどのようなものがありますか?
病気は健康への影響だけでなく、費用もかかる
病気にかかると、健康に影響があるのはもちろんですが、通院や治療に費用もかかります。生活習慣病は、病院に数回行けば治るようなものではなく、長期にわたり通院・治療を継続していかなければなりません。 もちろん、他の病気と同様に健康保険が使えるため、全額支払う必要はありませんが、毎月の積み重ねは家計を圧迫する可能性もあります。 あくまで目安ですが、糖尿病の治療は3割負担の方でも経口薬療法の場合は月額5500円前後、インスリン治療の場合は月額1万円前後が必要です。年間で考えれば10万円以上かかるケースも十分にあり得ます。 「病気の治療で年間10万円以上払うくらいなら、そのお金を別のことに使いたい」と感じる方も少なくないでしょう。
忙しいなかでも睡眠の質を高める努力を
生活習慣病の原因は、睡眠不足だけではありません。バランスのよい食事や適度な運動も重要です。しかし、忙しくて運動する時間がない方でも、睡眠の質を高める工夫はできます。すぐに取り入れやすい睡眠の質を高める方法の一例は、次のものです。 ■寝る前の食事、アルコールやカフェインの摂取を控える 食事をすると、消化のために内臓の動きが活発になってしまいます。また寝る前には、眠気の妨げになるといわれるカフェインやアルコールの摂取は避けてください。温かいハーブティーを飲むと、リラックス効果が期待できます。 ■起床時はカーテンを開けて朝日を浴びる 朝日を浴びるのは、リフレッシュになるだけでなく、体や心がきちんと「朝」を認識できるようになり、生活のリズムも整います。 ■睡眠の質を改善するサプリメントを取り入れる 食生活にも気をつけながら、サプリメントを取り入れて足りない栄養を補ったり、睡眠の質が上がるとされている栄養を取り入れたりしてみましょう。手軽に入るものの例として、アサヒグループの「ネナイト」(30日分/税込み2052円)や、ファンケルの「睡眠&疲労感ケア」(30日分/税込み3240円)などがあります。
忙しいときこそ睡眠を大切に
忙しいと、つい生活習慣が乱れたり、睡眠時間をおそろかにしたりしてしまいがちです。しかし睡眠は、時間が十分に取れなくても、質を上げることで疲労回復やリフレッシュに効果的です。普段の生活を工夫をしながら、有意義な睡眠時間を手に入れましょう。 出典 不眠症 | e-ヘルスネット(厚生労働省) 厚生労働省による「令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要」 睡眠と生活習慣病との深い関係 | e-ヘルスネット(厚生労働省) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部