定年退職後はトイレ清掃員をやりたいのですが、給料が心配です……。平均ラインは超えるでしょうか?
定年退職後はトイレ清掃員をやりたいと考えているものの、給与はどのくらいなのか気になっている人もいるのではないでしょうか。トイレ清掃員は未経験かつ、ミドルシニア世代でも始めやすいといわれることが多い仕事です。 本記事では定年退職後にトイレ清掃員をやりたいと考えている人に向けて、トイレ清掃員の給与や向いているタイプについて解説します。 ▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える?
トイレ清掃員の給与は
トイレ清掃員の給与は、勤める会社や勤務場所などによっても異なるでしょう。求人ボックス給料ナビのサイトを参考に見てみると、「清掃スタッフの仕事の平均時給はアルバイト・パートで約1,044円。」とされています。 また、正社員の場合は月給30万円、派遣社員の場合は時給で1236円程度が相場になっているようです。 ※給与情報は2024年1月に記載されていた求人情報から算出 なお、関東ではアルバイトとして働いた場合の平均時給が1045円となっているのに対し、関西では996円など、地域によって給与の差がある点にも注意が必要です。 具体的にいくらくらいの給与を得られるかは、勤務時間や日数がどのくらいなのかによっても変動がありますが、平均時給の1044円を元に、アルバイトやパートとして1日8時間勤務した場合を計算すると、日給が約8352円となることが想定できます。同じ勤務時間で週4日(1ヶ月で16回)出勤したと仮定すると「8352×16=133632」となり、月給は13万円程度になると算出できます。 定年退職後の給与は退職したあとに再雇用されるかどうかによっても変わりますが、再雇用されると現役時代よりも給与は低くなるとはいえ、「60歳到達時点の60~80%程度を保証する」と定める会社が多くなっています。 国税庁が公表している「令和3年分民間給与実態統計調査」の結果を参考にすると60~64歳の平均給与は男性で537万円、女性は262万円となっています。これらから、具体的な給与は勤務条件によって異なるものの、トイレ清掃員としてのアルバイトやパートでは平均ラインに到達するのは難しいといえます。