米倉涼子 19年発症の「脳脊髄液減少症」との闘いの日々を語る「まっすぐ歩けなくなったり」昨年手術
女優の米倉涼子(49)が6日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。病気との闘いについて語った。 【写真あり】米倉涼子 「大好きな大好きな西田さん」西田敏行さんと笑顔で密着の「ドクターX」思い出ショット披露 この日から主演映画「劇場版ドクターX」(監督田村直己)が公開となり、司会の黒柳徹子は「『ドクターX』が映画にもなって、それでこれが最後っていうことになったんですけど、なぜここで最後に」と質問した。 米倉は「毎回この次はない、この次はない」と思い続けて来たというが、「単純にみんなが年を取って来たっていうのがありまして。私自身も10何センチのヒールで廊下を走ったりとか、前かがみになりながら走ったりってことがつらくなってきたりとかっていう現実的な問題と、後は私が病気を。2019年ぐらいから発症しまして」と打ち明けた。 病気は「脳脊髄液が漏れてしまう、脳脊髄液減少症っていうのにかかったんですよ」と米倉。「脳味噌って水っていうか脳脊髄の中に浮いている状態なんですけど、その脳脊髄液がどんどん漏れてしまって、まっすぐ歩けなくなったりとか。要は(『ドクターXの』)大門未知子がやるべき仕事がとっても厳しくなってしまって」と回顧。 「でその撮影の最中に発症してしまったりとかすると、今度はヒールを履く以前にまっすぐ歩けなくなってしまうんですね。だんだん気付いていくんですけど、壁に手をついて無意識に歩き始めたらもう、また再発したのかっていう感じに」と説明した。 さらに「ライトが全部つながってしまう。そういう症状が出てきたりとか」とも語ると、「よく映画とかでもある酔っ払った映像みたいな。ぐるぐるしてるような感じが自分に起こってるような感じで」と説明した。 「寝転がってる分には元気なんです。口だけは達者で」としたものの「起き上がると、その起きた瞬間はまだ元気なんですけど、どんどんエネルギーがなくなっていく。怠慢症なのかなって最初は思ったり最初はしてたんですけど」と振り返った。 発症時はミュージカル「シカゴ」の準備をしていたと言い「練習をたくさんして意気込みはたくさんあるんですけど、回転とか。練習も1曲終わるとすぐ座りたくなるし、私、年取ったのかなとか、目が回るからやる気がなくなってるのかなとか思うようになって」と明かすと、「それで脳ドック、脳の検査をしてみたら、脳が下がって、脳がぽちゃぽちゃ揺れてる状態」であることが判明したとした。 「もう怖くて。その3カ月間か4カ月間の間に発症して、やり切れるかどうか、走り切れるかどうかっていうのもありまして。っていうのも理由の中での一つではあります」とその病気が「ドクターX」が最後となった理由だとした。 「自分もおかしいなって気づくまでと、お医者様に気づいてもらうっていうか、お医者さまも分からない。あちこちに行ったりして」と7度の処置を受けてようやく判明したと語ると、「もうこれは一生私の、まとわりついていく病気なので、衝撃の強い役とかそういうものは我慢しながら、やれる仕事を選んでいかないといけないんです」と明言した。 「格闘技とかラグビーとか交通事故とかでなられる方も。若い子たちも多いみたいですけど」とも語った。 黒柳が「去年手術を受けて、重い症状は少し改善された」と紹介すると、米倉は「はい。なので、今回公開される映画もみんなに助けてもらいながらなんとか」と撮り切ることができたとした。