岸田首相を悩ます「茂木の処遇」と「解散タイミング」
茂木敏充自民党幹事長(首相官邸HPより)
岸田文雄首相は、6月21日に閉幕した通常国会中の衆院解散を見送り、政局はつかの間の凪(なぎ)状態に包まれている。次の焦点は、首相がいつ内閣改造・自民党役員人事を行い、仕切り直しとなる衆院解散を仕掛けるかだ。首相はこの間、公明党との関係悪化に苦しんだり、マイナンバーカードを巡るトラブルが想像以上に拡大したりして、内閣支持率が急落した。解散を先送りし続ければ、来秋の自民党総裁選での再選戦略に赤信号が灯りかねない。 「先週閉会した通常国会は、過去と比較しても十分に堅実と言える成果を残すことができた。役員の多大な尽力に感謝申し上げる」
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