バフムト「包囲されていない」ゼレンスキー大統領が広島で会見(全文1)
バフムトの戦闘に関するコメントに矛盾があるが
記者:バフムトの戦闘に関する大統領のコメントに矛盾がありましたけれども、説明をお願いします。 ゼレンスキー:質問、ありがとうございます。実は簡単な質問とか、簡単な回答というのはあり得ないです。テロ国家、また複雑な敵が隣にいるからです。ただし、われわれが頑張って戦って、ウクライナの兵士たち、ウクライナ国民の勇気、そして頭の良さを使って人の命を守るために頑張っています。人間の人生、命は一番大きな価値観です。 今、バフムトで起きていることを、私はよく理解しています。われわれがみんなよく理解しています。ただし、作戦的な計画についてはここで共有できませんけれども、ただし、ウクライナの防衛能力の10倍の軍事能力を持っている国が、もう今、勝利があり得ない。もう少したったらウクライナが勝利するという瞬間です。ただし、ウクライナ人の命を守るのが一番大事です。一番恐ろしいのが包囲されるということで、もちろん軍人たちがその包囲を許さないように、人が捕虜にされないようにするのがとても重要です。ですので、まだバフムトのいろんなところにウクライナ軍がいます。包囲はされていません。ですので、もうほかの解釈とかはあり得ないです。ありがとうございます。 司会:皆さん、マイクのところから質問を受けています。
F-16の引き渡しが可能になったということか
記者:【ご連絡 00:24:59】で質問します。前回、お会いしたときにはホワイトハウスのオーバルルームだったんですけれども、パトリオットの引き渡しの話がありました。今は広島でウクライナパイロットに対する教育訓練が始まったという情報が流れているんですけれども、それはF-16の引き渡しが可能になったということですか。 ゼレンスキー:ありがとうございます。もちろんこの問題についてちょっと前からパートナー諸国と協議をしてきました。防空システムにつきましては、アメリカがリーダーシップを発揮していただいて、大変感謝しています。そのほかにもさまざまな防空システムのほかにも、パトリオットの話だけではなくて、Hawk、CrotaleなどのIRIS-Tパッケージ、NASAMSなどの【機材 00:26:10】をもらってるんですけれども、まだ十分ではないです。ただし、戦闘機、空軍も極めて重要で、それに対して努力をしてきましたけれども、今も訓練ができるようになって、今から数カ月にわたって、その人たちができるだけのスキルを身に付けるようにさせたいと思います。 また、訓練が時間かからないように努力します。詳細はどれだけ渡されるか、言えないんですけれども、いつ供与されるか言えないんですけれども、ただし、その加速化のために努力していきたいです。毎日、命を失っているからです。