【MLB】ガーディアンズ逆転勝利で2勝2敗に フライが球団史上初の一発 タイガースは継投が機能せず
地区シリーズ第4戦【ガーディアンズ5-4タイガース】@コメリカ・パーク
日本時間10月11日、ガーディアンズ対タイガースの地区シリーズは第4戦を迎えた。タイガースの本拠地コメリカ・パークで行われた一戦は、6回裏にタイガースが勝ち越したものの、直後の7回表に代打デービッド・フライが逆転2ラン。ガーディアンズが5対4で勝利し、シリーズの対戦成績を2勝2敗とした。ガーディアンズ3番手のハンター・ガディスが勝利投手となり、5番手のエマニュエル・クラセはセーブを記録。タイガース4番手のボー・ブリスキーは痛恨の一発を浴び、敗戦投手となった。 【動画】ガーディアンズのデービッド・フライが逆転2ランを放つ ガーディアンズがタナー・バイビー、タイガースがリース・オルソンの先発で始まった一戦は、後がない状況に追い込まれたガーディアンズが初回にレーン・トーマスのタイムリーで先制。勝てば11年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出が決まるタイガースは2回裏に無死満塁のチャンスを作り、トレイ・スウィーニーの犠飛で追いついたものの、続くジェイク・ロジャースがショートライナー併殺に終わり、同点どまりとなった。 5回表、タイガースは継投に入り、オルソンに代えて2番手のタイラー・ホルトンを投入したが、ガーディアンズは二死走者なしの場面で主砲ホセ・ラミレスにソロ本塁打が飛び出し、勝ち越しに成功。その裏、タイガースは先頭のザック・マキンストリーがソロ本塁打を放ち、2対2の同点に追いついてバイビーをマウンドから引きずり下ろした。 6回裏、タイガースは二死1・2塁から代打ウェンシール・ペレスがタイムリーを放ち、3対2と勝ち越しに成功。しかし、ガーディアンズは直後の7回表、二死1塁の場面でタイガース4番手のブリスキーから代打フライが2ラン本塁打を放ち、逆転に成功した。ちなみに、ガーディアンズの選手がポストシーズンの試合で代打逆転弾を放つのは史上初のことだった。 1点をリードしたガーディアンズは、8回裏に4番手のティム・ヘリンが一死1・2塁のピンチを招くと、迷わず守護神クラセを投入。第2戦で痛恨の一発を浴びて敗戦投手となったクラセだが、自慢のカッターを武器にピンチを切り抜た。9回表にはフライのスクイズで貴重な1点を追加。クラセは9回裏に1点を失ったが、気迫の5アウトセーブでチームを勝利に導いた。 これでシリーズの対戦成績は2勝2敗に。決着は日本時間10月13日にガーディアンズの本拠地プログレッシブ・フィールドで行われる第5戦に持ち込まれることになった。なお、タイガースはここまでポストシーズン無失点の絶対的エース、タリック・スクーバルの先発が予定されている。