親の要求に応えたい…力む子に共通する“投げ方の癖” 放物線で覚える「何となく感覚」
大きさが異なる複数の球…放物線を描いてカゴへ即投げ入れる
腕の力みを修正するためのドリルも取り入れている。その1つが「パラボリックスロー」。パラボリック=放物線を描いて投げるメニューで、菊池代表は大きさや重さが異なる複数の球を用意する。カゴの中に軟式のJ球やM球、硬式球や卓球の球、ソフトボールやテニスボールなどを入れて、選手は球を選ばずにカゴから取り出したらすぐに3~5メートル先に置いたバケツやカゴに向かって投げる。 菊池代表は「時間をかけて狙いを定めて投げようとすると、腕に力が入って手の平が内側に入ってしまいます。持った瞬間に何となくの感覚で投げるのが練習の肝です。球の重さが異なるので感覚でコントロールできます」と解説する。 声の掛け方や練習の仕方によって、子どもたちの意識や技術は変わる。菊池代表は16日から開催される「投球指導week」に出演予定。豊富な知識や経験を披露する。
間淳 / Jun Aida