これからのショーファードリブンを担うのはSUVタイプのクルマなのだろうか。新型「センチュリー」は、それを暗示しているようだ。

トヨタ 新型センチュリー（TOYOTA NEW CENTURY） 現行モデル発表日：2023年9月6日 車両価格：2500万円 【写真はこちら】太いCピラーはセンチュリーの伝統。4分割のテールランプはヘッドランプとデザインを合わせている。 （全3枚）

新しいショーファーカーを目指して大幅に進化

従来までのセダン型に加えて、新しいショーファーカーを目指して開発された新型センチュリー。セダンよりも高いルーフ高と最大75度まで開くリアドア、サイドシルが干渉しない掃き出しフロアにより、後席に自然な体勢で乗降できる。 さらにリアシートは完璧な休息場所とするための装備を満載。完全に体を横にして休めるフルフラットモードや、背もたれと座面に仕込んだ空気袋を膨らませて押圧するリフレッシュシート、ナノイーX、アクティブノイズコントロールなどを備える。 走行性能に関しては、3.5L V6エンジンにフロントモーターとリアモーター（eアクスル）を組み合わせたPHEVシステムを採用している。また後輪操舵システムも備え、全長は5.2mを超えるサイズながら最小回転半径は5.5mにおさえられている。

トヨタ 新型センチュリー　主要諸元

●全長：5205mm ●全幅：1990mm ●全高：1805mm ●ホイールベース：2950mm ●車両重量：2570kg ●エンジン：3.5L V6ターボ＋モーター2基（PHEV・システム最高出力：412ps） ●駆動方式：4WD ●トランスミッション：無段変速機 ●WLTCモード燃費：14.2km／L ●乗車定員：4名