【MLB】新企画「スプリング・ブレイクアウト」のロースター発表 全30球団のプロスペクトが集結
今年からスプリング・トレーニング期間中に「スプリング・ブレイクアウト」という新企画がスタートする。これは各球団がプロスペクト(若手有望株)を集めて特別なロースターを編成し、エキシビション・ゲームを開催するというものだ。今年は日本時間3月15日から18日までの4日間で合計16試合が行われる。日本時間3月8日には各球団の「スプリング・ブレイクアウト」のロースターが発表され、各球団のトップ・プロスペクトたちがズラリと名を連ねている。 各球団のロースターは「MLBパイプライン」が公開しているプロスペクト・ランキングをベースに編成されており、全体トップ100のうち71人がロースター入り。また、各球団のトップ30に名を連ねている合計900人のうち約3分の2がロースター入りを果たした。ダイヤモンドバックス、パドレス、カージナルス、ロッキーズ、マリナーズの5チームはトップ10全員がロースター入り。ダイヤモンドバックスに関しては16位までの全員がロースターに登録された。 「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキング全体トップ10からは、1位のジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)、2位のジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)、3位のポール・スキーンズ(パイレーツ)、7位のディラン・クルーズ(ナショナルズ)、8位のイーサン・サラス(パドレス)、9位のコルソン・モンゴメリー(ホワイトソックス)、10位のウォーカー・ジェンキンス(ツインズ)の7人がロースター入り。ほかにも11位のジョーダン・ローラー(ダイヤモンドバックス)、12位のジャクソン・メリル(パドレス)など豪華メンバーが揃った。 なお、「スプリング・ブレイクアウト」の試合は原則として7イニング制で行われ、両チームの同意があった場合のみ9イニング制に拡張される。延長戦はなく、引き分けで終了する可能性もある。また、一部の試合ではボール/ストライク判定のチャレンジ制度が採用され、できるだけ多くの投手に登板機会を与えるためにスリー・バッター・ミニマムのルールは適用されない。多くの試合はメジャーのオープン戦とのダブルヘッダーとして組まれており、ファンは贔屓球団の「現在」と「未来」を1日で楽しむことができる。