【MLB】レッドソックスが24歳の若手右腕ブライアン・ベヨと契約延長 6年5500万ドルとの報道
日本時間3月8日、レッドソックスはドミニカ共和国出身の24歳の若手右腕ブライアン・ベヨと6年契約を結んだことを発表した。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、6年間の総額は5500万ドルで、7年目は年俸2100万ドルの球団オプション。さらにサイ・ヤング賞投票の結果とオールスター・ゲーム選出による出来高も盛り込まれているようだ。ベヨはもともと2028年シーズン終了後にFAとなる予定だったが、オプション行使の場合、レッドソックスは2030年シーズンまでベヨを保有できる。 ベヨは2022年7月にメジャーデビュー。1年目は打線との巡り合わせが悪く、13試合(うち11先発)で2勝8敗、防御率4.71と大きく負け越した。昨季はチーム最多の28試合に先発して157イニングを投げ、12勝11敗、防御率4.24、132奪三振で自身初の2ケタ勝利をマーク。惜しくも規定投球回には届かなかったが、チームで最も頼れる先発投手の1人に成長した。 レッドソックスは日本時間3月10~11日にドミニカ共和国のサントドミンゴでレイズとのオープン戦が予定されており、ベヨの記者会見もドミニカ共和国で行われる予定。ベヨは「ドミニカ共和国にいる家族やファンと過ごすことができるし、素晴らしいことだよ」と母国で過ごす時間を楽しみにしている。契約延長が実現した喜びを家族や友人と分かち合うこともできるはずだ。 なお、レッドソックスは今オフの補強の目玉だったルーカス・ジオリトが右ひじを痛め、長期離脱することが濃厚となっている。そうした状況のなかで、アレックス・コーラ監督は開幕投手の候補をベヨとニック・ピベッタの2人に絞ったことを明らかにした。MLB公式サイトでレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者は「ベヨがマリナーズとの開幕戦に先発しない場合、翌日の第2戦に投げることになる」と伝えている。