ケニー・オメガ、13か月ぶり復帰戦は棚橋社長が「号泣」した感動「大流血戦」…ゲイブ・キッドを沈め「アイツはモンスターだった」…1・5東京ドーム全成績
◆新日本プロレス「WRESTLE DYNASTY」(5日、東京ドーム)観衆1万6300 【写真】ゲイブ・キッドに「厳重注意&罰金」棚橋弘至社長「プロ失格」 新日本プロレスは5日、東京ドームで「WRESTLE DYNASTY」を開催した。 スペシャルシングルマッチでAEWのケニー・オメガが「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」のゲイブ・キッドと一騎打ちを行った。 オメガは2023年12月に憩室炎で休養。13か月ぶりの復帰戦にかつてトップ外国人として戦い抜いた新日本プロレスの1・5東京ドーム大会を指定した。ところが昨年11・4エディオンアリーナ大阪大会に来場した際にバックスステージでキッドが襲撃。無法行為に新日本プロレスはゲイブに厳重注意と罰金の処分を科した。 日本での試合は2023年1・5大田区総合体育館大会以来となるオメガは、ゲイブへ容赦ない攻めを敢行した。場外戦でゲイブは額から流血。逆にゲイブは、割れたテーブルで脳天を殴打。オメガも激しく流血する壮絶な展開となった。 レフェリーが倒れ不在となる大混乱のリング。パイプイスをリングに並べたゲイブは、雪崩式ブレーンバスターでオメガを投げ捨てた。さらに両者は脳天を共にパイプイスで殴打。急きょ、メインイベントを裁く予定だったレッドシューズ海野レフェリーがリングインし両者の反則を制した。 壮絶な流血戦は、雪崩式ドラゴンスープレックスでオメガが投げ捨て、ダブルアームパイルドライバーで脳天を突き刺す。片翼の天使へ行くがゲイブは切り返しコブラツイストで絞めあげた。投げっぱなしジャーマン、パイルドライバーでゲイブが逆襲。ドームに「ゲイブ・コール」が鳴り響くなか、猛攻に出るがオメガがロープに逃げた。 30分が経過した死闘。ゲイブの延髄斬りにオメガがヒザ蹴りで応戦。カミゴェから片翼の天使でゲイブを沈め、壮絶な流血戦に終止符を打った。あまりの激闘に放送席で解説した棚橋弘至社長は感動し号泣した。 バックステージでオメガは「ゲイブはモンスターだった」と振り返り、客席から自身へブーイングが起きたことにファンへ「裏切られたと思った」と本音を吐露し「これで決断した。自分自身の試合をする。自分自身を証明する」と明かした。さらにゲイブを「特別だ。戦う情熱を持っている」と賛辞を送った。そして「俺はここからすべてのエネルギーを使い再構築する」と進化を誓った。 敗れたゲイブは「完全にやられた。ケニーこそベストバウトマシンだった」と言葉を絞り出していた。 ◆1・5東京ドーム大会全成績 ▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負 ○王者・ザック・セイバーJr.(20分57秒 クラーキーキャット)挑戦者・リコシェ● ▼スペシャルシングルマッチ 時間無制限1本勝負 ○ケニー・オメガ(31分55秒、片翼の天使→片エビ固め)ゲイブ・キッド● ▼IWGP GLOBALヘビー級選手権 60分1本勝負 ○王者・辻陽太(13分15秒、ジーンブラスター→片エビ固め)挑戦者・ジャック・ペリー● ▼IWGPタッグ王者チーム決定戦3WAYマッチ 60分1本勝負 ○マシュー・ジャクソン、ニコラス・ジャクソン(13分46秒、メルツァードライバー→片エビ固め)グレート―O―カーン●、ジェフ・コブ ※他は内藤哲也&高橋ヒロム ▼NEVER無差別級選手権&AEWインターナショナルダブル選手権試合 60分1本勝負 ○NEVER無差別級&AEWインターナショナル王者・KONOSUKE TAKESHITA(13分30秒、レイジングファイヤー→片エビ固め)挑戦者・石井智宏● ▼スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負 ○海野翔太(14分31秒、デスライダー→片エビ固め)クラウディオ・カスタニョーリ● ▼スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負 ○デビッド・フィンレー(12分53秒、オーバーキル→片エビ固め)ブロディ・キング● ▼STRONG女子&RPW統一ブリティッシュ女子ダブル選手権 30分1本勝負 ○STRONG女子王者・メルセデス・モネ(14分06秒、モネメーカー→片エビ固め)RPW統一ブリティッシュ女子王者・白川未奈● ▼スペシャルエキシビションマッチ 5分1本勝負 △棚橋弘至(5分00秒、時間切れ引き分け)柴田勝頼△ ▼第1試合 ルチャ・ガントレットマッチ 時間無制限1本勝負(8人参加) ○石森太二(16分23秒、外道式クラッチ)エル・デスペラード● ▼第0―2試合 ROH世界タッグ選手権 60分1本勝負 王者組・○ダスティン・ローデス、サミー・ゲバラ(9分27秒、片エビ固め)挑戦者組・SHO、金丸義信● ▼第0―1試合 International Women’s Cup 4WAYマッチ 時間無制限1本勝負 ○渡辺桃(11分13秒、ピーチ・サンライズ)アティーナ● ※他はウィロー・ナイチンゲール、ペルセフォネ
報知新聞社
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