とっておきの動物写真 長野県松本市アルプス公園で紹介 飼育員が撮影
動物のとっておきの表情や姿を楽しんで─。松本市郊外のアルプス公園の動物園「小鳥と小動物の森」で23日、飼育員が撮影した園内の動物の写真を飾る「写真動物園」が始まる。ヤギや豚がいる「ふれあい広場」の柵に、B5サイズの写真80枚を展示。飼育員の長靴の上で寝るイノシシやホースで水遊びをする子猿など、思わず顔がほころぶ写真が並ぶ。来春まで。 飼育員9人がここ10年間に撮った"秘蔵"写真がそろう。飼育員の中田佳菜江さん(33)によると、飼育員の長靴の上でくつろぐ動物は「あるある」だという。靴を枕にしてイノシシが気持ち良さそうに眠り、チンチラも甘えたように座っている姿が写真に収められている。「かわいそうなので飼育員も時間の許す限りそのまま」と中田さんは笑う。 ドラマの一場面のように柱から顔を出し、こちらを見つめるヤギや、鮮やかな羽を広げて跳び蹴りする、クジャクのけんかの写真もある。今後は他の順路にも展示していく予定で、中田さんは「寒くなるけれど、動物の普段見られない表情やしぐさを見に来て」と呼び掛けている。
市民タイムス