米オープンAIのアルトマンCEO、妹に性虐待で訴えられる 疑惑を否定
ピーター・ホスキンス、ビジネス記者 生成AI(人工知能)のチャットGPTを開発した米企業オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が6日、妹のアン・アルトマン氏から訴訟を起こされた。アン氏は、1997年から2006年まで、兄から定期的に性的虐待を受けていたと訴えている。 ミズーリ州東部地区連邦地方裁判所に提起された訴訟で、アン氏は自分が3歳、アルトマン氏が12歳の時に性的虐待が始まったと主張している。 アルトマン氏は7日、母親と、きょうだい2人との共同声明をソーシャルメディアに投稿。「これらの主張はすべて、まったく事実ではない」と、疑惑を否定した。 また、「メンタルヘルスの問題に直面している家族を世話することは、信じられないほど難しい」、「この状況は、私たち家族全員に計り知れない苦痛を与えている」とした。 BBCが確認した訴状によると、アン氏は長年にわたる虐待にはレイプも含まれると主張している。 また、アン氏が主張する虐待行為が最後に行われた時、アルトマン氏は成人で、自分はまだ未成年だったとしている。 アン氏は陪審員裁判と7万5000ドル(約1200万円)の損害賠償を求めている。 アン氏は以前にも、Xなどのソーシャルメディア・プラットフォームで、兄に対して同様の主張をしている。 サム・アルトマン氏はテクノロジー業界で最も注目を集めている人物の一人。 オープンAIは2022年後半、生成AIのチャットGPTを公開した。 追加取材:リリー・ジャマリ (英語記事 OpenAI boss denies sister's allegations of childhood rape)
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