第2次石破内閣、11日に発足 決選投票で首相指名へ
衆院選を受けた第215特別国会が11日召集される。石破茂首相(自民党総裁)は衆院本会議での首相指名選挙で決選投票の末、第103代首相に選出される見通し。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、公明党との連立による第2次石破内閣が同日発足する。与党の過半数割れに伴い、1994年の羽田内閣以来の少数与党となる。衆院選で落選した2氏を含む3閣僚が交代、その他の閣僚は再任する。 羽田内閣が政権運営に苦しみ短命に終わった経緯もあり、首相は国民民主党との政策協議をてことして、政策ごとに連携する「部分連合」を構築したい考えだ。 10月に発足した石破内閣は11日午前の閣議でいったん総辞職する。午後の衆院本会議での首相指名選挙は、石破氏と立憲民主党の野田佳彦代表による決選投票となる可能性が高い。決選投票は村山富市、海部俊樹両氏が争った94年以来。日本維新の会や国民、参政党は決選投票を含めそれぞれの党代表に投票するとしており、石破氏の得票が野田氏を上回るとみられる。