「自己破産して家も引き払いました」カラオケや居酒屋で夜を越す40歳男性、生活保護を受けられなかったわけ
昨今の物価高はさまざまな人に影響が
昨今のインフレは、横川さんの生活にも少なからず影響を与えている。 「自販機飲料の値段まで上がっちゃってサ。ゴミも減ったから空き缶集めの実入りが悪くなって大変だよ。それに、最近は円安で態度の大きいチンピラ外国人が上野公園を闊歩してる。たまったもんじゃない。俺が子どもの頃の1ドル360円の時代に戻ったみたいだよ」 横川さんはかつて大企業に勤めていたが、脳の病気で職を失ってしまったのだという。 「あのとき死んでいればって何度も思ったよ。いろいろあって母とも絶縁した。でも、もし生きていたら心配をかけるから、顔や名前は出さないでくれよ。もう会うことはないと思うけど」 人は住む家を失ったからホームレスになるのではない。人との関わりこそが大切だ。 取材・文/週刊SPA!編集部 ―[[家なき中年]の肖像]―
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