【RIZIN】使用した薬と使用しなかった薬──平本蓮「僕は(ドーピングが)無くても全然勝てるタイプ」、今週RIZINがドラッグテスト結果を会見で発表
2024年9月2日(月)18時から都内ホテルにて平本蓮(剛毅會)が会見。その要点をまとめた。 【写真】かつて指導を受けていた“身内”からの告発に平本は「今でも信じられない」という RIZIN主催ではなく平本蓮個人による今回の会見には、平本のほかに弁護士2名(のぞみ総合法律事務所弁護士・吉野弦太氏と成豪哲氏)が出席。 冒頭で平本は「まず自分は一切、ドーピングに違反するようなことはやってはいませんし、進んでお願いしたような事実はありません」とし、会見中も「僕から『尿検査に出ないドーピングを教えて』と言ったことは一度もない」と、ドーピングを否定した。 ◆赤沢を無下に出来ず、電話口で話を合わせていた。14万振込も「一切使いませんでした」 2021年から練習仲間の赤沢幸典から14万1,450円で購入したという明細書は本物で、赤沢との会話音声も自身とのものとしながらも、「『ドーピング検査が大丈夫なトレーニングの効率を上げるサプリ』を、(赤沢を)信頼していたので、値段だけ言われて購入させてもらいました。6月に(梱包材で)ぐるぐる巻きのサプリを受け取って、でも所属事務所の人間が家に来て『今は風邪薬でもドーピング違反になるから接種しないほうがいいんじゃないか』と(アドバイスを受けて)。それ(梱包)を外した状態にして置いてあって、自分は一切使いませんでした。赤沢氏から連絡があり、録音を聞いた人もいると思いますが、信頼関係もあったので無下にすることも出来ないと思い、電話口で話を合わせていました」と、サプリと認識しながらも使用せず、赤沢が公開した会話は、話を合わせていただけとした。 「とにかく『トレーニングの効率を上げる』という説明しか受けていなくて、自分もトレーニングで(忙しく)話している余裕もなく見てもいないので、(中身の詳細を)確認する場面は一度もありませんでした」(平本) サプリとして購入したSARMs(選択的アンドロゲン受容体調節因子)やノルヴァデックス(抗乳癌剤)などのケア剤については、開封していない、あるいは薬が使用されずそのまま残っていることを示すことが未使用の証明になりうるが、平本は「所属事務所で管理しているので、ここから必要であれば、その都度証明をしていこうと思います」とした。吉野弁護士は、これらの薬物の所持は違法ではないことも語っている。